ドンジョン・デ・ベスで展示された「Expansion n°1」は、1967年に制作されたセザールの「Expansion」シリーズの一部である。ポリウレタンというユニークな性質を持つ素材を使ったこの彫刻は、有機的なフォルムをモニュメント化したもので、凍っているようにも、動いているようにも見える。
拡張その1:セザールの生きた彫刻
柔らかさと粗さの間
Expansion n’1では、作品の丸みを帯びた重厚なフォルムと、錆びた表面のざらざらした質感が対照をなしている。パラドックスに満ちたこの作品は、セザールの彫刻に特徴的な緊張感である、素材の硬さとフォルムの柔らかさが見事に融合している。この作品は、ポリウレタンの無限の可能性を追求したもので、その鋳造、積層、仕上げによって、固定されていながら生きているような質感を与えている。
記念碑的な、生きた作品
Expansion n°1は、時間、錆、変化とともに進化し、作品に生きた次元を加える。この彫刻は単なる形ではなく、ランダムな創作過程と環境との相互作用によって特徴づけられる、感覚的で時間的な体験である。

