コーチェラ・ヴァレー・ミュージック&アート・フェスティバルは、最も流行の最先端を行くフェスティバルとして世界的に有名だ。
2026年4月10日から19日にかけて、南カリフォルニアのインディオで、ジャスティン・ビーバー、サブリナ・カーペンター、カロルGの演奏を聴くために10万人の観客がエンパイア・ポロ・フィールドに集まった。コーチェラが主催するのはコンサートだけではない。新進気鋭のアーティストたちを迎え入れ、その才能は、フェスティバルの参加者たちが日陰を探してのんびりと歩き回る、平坦で乾燥した砂漠に生息するアート・インスタレーションを提案することにある。
「サビーヌ・マルセリスによる塩ビ迷路「メイズ
ロッテルダムの港を拠点とするオランダ人デザイナー、サビーネ・マルセリスは、光と透明感を自在に操るアーティストだ。コーチェラで彼女が観客に提供したのは、ソフトですっきりした形のタンジェリン色の迷宮だった。群衆の喧噪を離れ、砂漠の暖かい光に照らされながら、避難したり散歩したりするオアシスだ。
キリアコス・チャツィパラスケヴァスの“星の瞳“
ロンドンの建築家、キリアコス・チャッツィパラスケヴァスもまた、環境と呼応する幾何学的な構造物を生み出している。コーチェラでは、砂漠の植物からインスピレーションを得て、巨大なキャンバスサボテンを作った。樽サボテンは猛暑や干ばつにも耐えることで知られている。チャッツィパラスケヴァスの星座に目を奪われながら穏やかに歩き回るフェスティバルの参加者たちは、その精神をすぐに受け入れた。
このイベントのキュレーターであるラフィ・ラー氏は、コーチェラに出演するアーティストを厳選している。彼の狙いのひとつは、敵対的な環境と思われている中で、強烈な肉体的体験を引き起こすことだ。例年のように、詩情にあふれた記念碑的な舞台の中で、どっぷりと浸ることができた。
写真提供:ランス・ガーバー
